朧の森に棲む鬼

染さまー!!!
無駄に叫びたくなるくらいステキでした。
品があるのに悪役なの。悪い顔もちゃんとなさるの。
殺陣はもちろん声の出しかたが何パターンもあるの。
最初の登場シーンは、劇団の若い人たち(たぶん)と染さまだけが舞台にいたのですが、全然違う。
前の方だったので、声は聞こえるんだけど、聞き取りやすさに格段の差があって・・・
とにかく歌舞伎役者すげぇなと思いました。
3〜5歳くらいから稽古して、舞台に立ってるんだものね。
その辺の役者に負けるわけがない。
そして着物が似合うんだ。かっこいいんだ。
参った参った。



もちろん新太さんも阿部サダさんも高田姉さんも秋山奈津子さんもよかった〜
阿部サダさんの軽快な動きを見ていて、誰かに似てるな〜と思ったら、智さんでした。
ちっちゃくて、バネのある動き。
シュテン役の真木よう子さんという役者さんがよかった。
ドスの利いた声がカッコよかった。
高田姉さんのお歌もステキ。
新太さんはあんなにでかいのに、なんであんなに動けるんだろう。なぞだわ。



全体の感想はというと、ストーリーもわかりやすくて、すごく見やすいお芝居でした。
松竹座に水!滝!川!こんなことできちゃうんですね〜。
ちょうど目線の先から川が流れてきて、びっくりですよ。
帰りに2列目までには水よけビニールシートが配布されていたことを発見。
染さまがマントを翻したときに前列の方にぴしゃっと水がかかっていて、若干うらやましかったわけですけども(笑)



夏の公演、超行きたい。
勝地くんのお芝居みたい。
クドカンががっつり役者してるとこもみたい。
そういや今回じゅんさんいなかったな〜
何か物足りないと思った。