ジャニーズWESTの10000字

70000字を読んだ感想を書き残しておきたいなと思ったので書いてみる。

私はエイトが松竹座を卒業したと同時に松竹座へ足を運ばなくなった。

なので7WESTあたりはかなり遠巻きにしか知らない。

最初に言っておくと、私は関西Jrについて否定的。

本人たちも言っているように、夏と冬の松竹と関西での先輩のコンサートのバックという東京と比べると極端に少ないお仕事量。

有望な子だったら東京関西にかかわらず売り出すべきだし、同じようにキャリアを積ませてそこからデビュー組を選抜すべきだと思っているから。

それは本当に関西Jrができた当初から思っていたこと。

今も思っている。

でも京都があって、三馬鹿が築いた関西Jr。

エイトが卒業してからの10年。

もしエイトが抜けて松竹座が埋まらなかったらきっと松竹座のお仕事さえなくなっていた。

それを守ったのはB.A.D.でありBOYSでありVeteranであり7WESTそして優馬。

関西だからみたいな足枷はとてももったいないと思う。

それでもその閉塞感が生み出す一体感は嫌いじゃない。

 

 

ジャニーズWESTのデビューは本当に奇跡。

自分たちで起こした奇跡。

既存ユニットがそのままデビューすることもあれば、メンバーが入れ替わってデビューすることもあったし、何人かだけデビューしてユニット解体もあった。

それが当たり前の世界。

NEWSもJUMPもセクゾンもそうだった。

今一緒にいる人とデビューできないことに何か言えた人なんていなかったと思う。

その一言でデビューがなくなることの方が怖いに決まってる。

7人。

それを実現するためにとりあえず公にデビューと発表したことは、デビューそのものを覆さないために必要だったこと。

これは戦略。

どう動けば事態が動くかものすごく考えたんだろうと思う。

あの事務所はいつも唐突。

何も知らされないまま新幹線に乗ったら4人しかいなかったとか。

何も知らされないままハワイに行ったらデビュー会見だったとか。

説明をして納得させないと動けない人にはある程度説明するみたいだけど、説明したら逃げ出しそうな人には逃げ出せないよう囲う。これは嵐の話か。

揺れながらも動いた4人と望みを捨てなかった3人。

重岡くんがなぜ7人にこだわったのかといえば、一度7人でのデビュー話があり、そこでイメージができていたからに他ならないのだろう。

流星が社長に俺も入りたいと言えたのも7人でのデビュー話があったからのこと。

4人とれんしょうという選択肢も事務所にはあったと思う。

そんな組み合わせも見た記憶があるし。

バランスとタイミングが違っただけのこと。

誰がセンターで誰が最年少でみたいなことを過去のデビュー組を見ていると事務所は重要視している気がするから。

センターは重岡で最年少は小瀧でいきたかったのだろう。

流星があの時期に連ドラに出たのは明らかに試されていたんだろうな。

その結果が吉と出たのか凶と出たのかは今となっては知る由もないけど。

 

奇跡を作ったんだよ。この人たちは。

メンバーもファンも心に痛みを負ったけど、いつか笑える。

あの時の痛みを思い出すことがあったとしてもあれがあったから今があるって思えるときが必ず来る。

 

4+3なんて当たり前じゃない。

この子を売り出すと決めたら他の子の扱いがこれでもかというほど悪くなるのなんて当たり前のこと。誰かひとりを売り出してそこから認知してもらう方が手っ取り早いし、それがあの事務所の正攻法なのだ。

実力が伴っていなくても前に押し出された人を見てきた。前に出るタイプの人じゃないのにセンターに据えられている人も見た。そういう世界なのだ。

売り方や戦略は大人が決めることなのだ。

それを拒んだのは、デビュー早々そういうことに口出ししてきたのはジャニーズWESTが初めてなのではないかなと思う。

それはね、10代の子供には絶対にできない。

大人を説得力ある言葉で説き伏せるなんて子供にできる技ではない。

きちんとしたビジョンを持った頭のよい大人にしかできないこと。

凄いことなんだよ。

外に向けて自分たちの意思を発信し、内側では弟たちの居心地をよくする努力を惜しまなかった。

どうしても横並びにしたかった理由はわからない。

4+3というイメージを払しょくしたいからなのか、自分たちがつかみたい未来を見据えているからなのか。

デビュー直後なんて誰もが大人の指示にしたがって、ただ目の前のことをこなすことで精一杯なはずなのに、最初から主張し、大人と戦って進んできたジャニーズWESTは他のユニの何倍ものスピードで駆け上がっている気がする。

お兄ちゃん3人凄いな~と本当に思う。

ここが本当に絶妙なバランス。

他の人にない部分をちょうどよく埋めている感じ。

弟たちもぬくぬくしている人たちではない。

一番楽しみなのはやっぱり18歳

伸び代ハンパないよね。

きっとどんどん若返っていくタイプでしょ

期待してます。

とても楽しみな人たち。