神様のカルテ
- 作者: 夏川草介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/08/27
- メディア: 単行本
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一止先生は夏目漱石を敬愛し、奥さんのことを細君と呼ぶちょっと変わっているけど腕はよく、患者さんの面倒見もよい先生。奥さんのハルさんは山岳写真家で世界を飛び回っているという一見とてもバリバリな2人なのですが、とにかく2人の間にはのんびり、ほんわかした空気が流れていて、2人の会話がかわいくて癒される。
2人は御嶽荘という旅館を改装したアパートに住んでいるのですが、そこの潤人たちや病院の人たちと周りにいる人たちも一風変わった人たちでとても面白い。
そして安曇さんという末期がんのおばあちゃんが本当に素敵で素敵で素敵でした。
奥さん、周りにいる同僚や友人たち、そして患者さんと色々な人との関わりの中で一止先生の人柄とか考え方とかがいっぱい見えてきてほんわかした気分で読み終えました。
ハルさんが宮崎あおいちゃんってのはすごくピッタリだと思ったのですが、翔ちゃんはどうなのかな〜アテ読みはできなかった。それくらい掛け離れているというかう〜ん、ハードルが高いぞ〜この役はと思いました。
一止さんは表は飄々としていて、内側に色々秘めているタイプの人なのでできればそこらへんを深く表現できる役者さんで見たい。翔ちゃんが演じる一止さんをまだ見てないのでなんとも言えませんけど。雑誌などであのすっとぼけた写真しか見てないからかもな〜。