予定日はジミー・ペイジ
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
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私もどちらかというとだめ妊婦だったので共感したり、懐かしかったりしながら読みました。私は8ヶ月のはじめまで仕事をしていたおかげであまり精神的にあがったりさがったりすることはなかったけど、おなかに自分以外の命がある感じが重たくて、でも初めての体験だからどうしたらいいかわからなくて、何かおなかの子のためになることをしなきゃならないんだろうけど、どうしたらいいかわからなくて務めて今までどおりの自分でいたような気がします。だから子どものためにって頑張れる妊婦さんが凄いなと思う。おなかの中に別の命があることを素直に喜べる妊婦さんは凄いと思う。最後は産むことの恐怖と重たいから早く出てきてくれという気持ちの中で揺れ動いていたな。出産って人によって全然違うんだよね〜かかる時間もそうだし、妊娠期間中だっていろんなことに見舞われる人もいれば、何事もなく過ごせる人もいる。つわりだって重かったり軽かったり人によって全然違う。いろんな人の体験を聞くうちにほんとに様々だってことがわかったし、大げさじゃなく命がけだなと思う。男には味わえない喜びでもある。この小説に出てくる旦那さんが素直に羨ましがっていて、いいなぁと思いました。