夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

この方の「有頂天家族」という本が面白いよとお友達に薦められたのですが、まだ文庫になっていなかったので、とりあえずこれを読んでみました。
世界がぐるぐる回っているような、永遠に続く追いかけっこみたいな不思議なお話。
どったんばったんしているのに不思議なほどスピード感がなくて、それなのに何がなんだかわからなくなる。
不思議なお話でした。
潤肺露が欲しいです。



万城目さんと近いものを感じる。
お二方とも京大出身という共通点が。
同じく同年代で京大出身の平野啓一郎氏は毛色が違うんだけど、皆さんそれぞれに小難しい言い回しだとか古い言葉だとかを多用される感じですよね。
そういうのが面白いです。
慣れないので読むのに時間がかかるきらいはあるけれど。