二十一世紀に生きる君たちへ

二十一世紀に生きる君たちへ (併載:洪庵のたいまつ)

二十一世紀に生きる君たちへ (併載:洪庵のたいまつ)

司馬遼太郎の言葉が好き。
古いものをただ古きよきものとしてではなく、ちゃんと理由をつけてよきものとして教えてくれるから。
司馬遼太郎の本を読むと日本を好きになれる。



小学生の頃、都合の悪いことを隠す歴史の教科書が大嫌いだった。
そんな教科書を子供に与える国が嫌いだった。
日本なんて、つまらない国ってずっと思っていた。
でも、あるときそんな自分がとても日本人らしい日本人だっていうことに気が付いて愕然とした。
自己主張が苦手で、人と違うと不安で、生きることにひ弱で。
あ〜こんなんじゃ外国へ行っても暮らせないと思った。



大人になって、司馬遼太郎の本を読んで、鎖国があったから明治維新があって、明治維新があったから、大きな戦争があって、大きな戦争があったから、今の豊かな日本がある。
全部繋がっていて、前に進んだり、後ろに戻ったり、歴史って面白いと思った。
子供の頃より素直に日本を見れるようになりました。