悪の経典

悪の教典 上

悪の教典 上

悪の教典 下

悪の教典 下

ミステリーっていうよりホラーだった。
蓮見聖司というサイコパスが教師として紛れ込んだ高校に恐ろしい事件が起こる…
上下巻で結構分厚かったのに最初からサクサク読めました。
そういう意味では読みやすかった。本編に入るまでの前置きみたいのがなかったからかな。


蓮見先生が持前の知性と話術とルックスで学校を牛耳り、目障りな人をどんどん殺していくんだけど、最終的に担任しているクラスの生徒全員を殺す羽目になるという…ありえない展開に。
こういう人間がもしかしたら現実にいるのかもしれないけど、出会わずに一生を終えたいと願わずにはいられません。
後味悪すぎる本なのでサイコミステリー好きな方以外は読まない方がいいかも。