マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデ

最終回。
原作と時系列が前後したり、ちょっとハードな内容をソフトにしたりとありましたが、一番原作と違うのはみどりさんと理恵先生が分かり合えたことかな。ドラマ的にはいい終わり方だったのでよかったんじゃないかと思います。
原作の理恵先生はもっと冷徹で、みどりさんの子宮に入れた受精卵3つのうち1つは清川先生と理恵先生の受精卵だったりするし…理恵先生なりの理由はあるんだけど、なんか…
そして原作では双子ちゃんができてしまい、ひとりは間違いなく旦那さんとの子供だけど、もう一人は清川先生と旦那さんのどちらの精子かわからないっていう酷い話…。理恵先生の独りよがりがすぎ、みどりさんは理恵先生に子供を渡すことに危惧し、マリア先生に意見を仰ぐの。マリア先生はみどりさんを支持するので、結局双子のひとりずつみどりさんと理恵先生が引き取ることになるというなんとも後味の悪い結末。
理恵先生、お母さんに対してその態度は酷いよと思いつつ読み進めていたのですが、私もあまり変わらないかも…と気付き母に申し訳ない気持ちになりました(笑)。母に相談ごとを持ちかけたことが全くなく、人生における選択は全て事後報告。別に仲悪いわけではないですが、小さい頃に言われた「あんたとは合わへん」という言葉にずーっと傷ついているだけなのかも。今はいい大人なので普通に愛されていたこともわかっているし、親子といえども相性があるってのもわかるし、発言に悪意はなかったこともわかるんだけどね。子供って傷つくんだよね。私も気をつけなきゃと思います。