神戸新聞の7日間

ドラマというよりドキュメンタリーに再現VTRを交えた作品でした。
感想を書かなきゃなと思っていたけど、あの時高校生だった私は京都であの地震を体験していて、幸い被害は何もなかったのですが、客観的に書くのがよいのか、主観も入れたほうがよいのかわからなくなって少し寝かせていました。
ここのところ読売新聞でも震災を取材された方々の記録や被災された方々の体験談などが毎日載っていて、色々な痛みがあるんだなと気付かされました。震災を知らない子どもたちに辛い記憶を伝えてみても伝わった実感が感じられないという記事を読んで、伝えること伝わることって難しいんだなと思った。



15年って長いようで短い。
30数年生きてきた中で一番大きな地震だったし、今でもあのときの揺れや恐怖は自分の中に残っているけど、例えばあの後しばらくお風呂に入っているときに今地震が起きたらどうやって逃げようとかそういう感情はだんだん薄れていて。でもあの時に家族を亡くした方々がいらっしゃるのだと思うと何も被害を受けていない私が簡単には語れないなと思う気持ちもある。そう、震災後すぐに親戚を頼ったりして神戸から別の場所に移られた方々にもそういう想いがあるのだと最近知りました。現地を取材された方々や医療従事者の方々や消防関係の方々にもいろんな想いが今でもあるんだろうと思います。



今回のドラマでその一面を知れてよかった。