火のみち

火のみち(上) (講談社文庫)

火のみち(上) (講談社文庫)

この方の本を久々に読みました。
相変わらず読みやすいです。
焼き物という私にとって馴染みのない世界の話と終戦後、苦労して生き別れた兄弟のそれぞれの生き様と2つの大きなテーマがリンクして面白かったです。
汝窯という中国の青磁がどれほど凄い作品であったかが、見たことも聞いたこともない私にまで伝わってくるような・・・。
台湾の故宮で恐らく目にしているはずなのに覚えていないことの衝撃まで感じさせるような・・・。
いつか再び故宮へ行けたら、汝窯を目に焼き付けてこようと思います(笑)。