県庁おもてなし課

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高知県って関西からも遠いんだよね。あまり出向く気にならないくらい遠い。
つか四国は香川以外遠い。
けど、この本を読んでいつか馬路村へ行ってみたいなと思いました。



どこまでがフィクションなのか気になるくらいリアリティがありました。
有川氏の小説におけるラブ具合がちょうどいい頃合いで好きです。サラっとしているんだけど、キュンとするポイントもある。
吉門と佐和ちゃんと掛水と多紀ちゃんの関係と距離感が面白かったです。これがなければただの高知県庁おもてなし課の奮闘記なんだけど、頃合いよく基本的には奮闘記。
公務員と民間の認識の差とか、簡単に切り替えられない役所のなにかが垣間見えたり、最終的には高知県アピール小説なんだけど面白かったです。
行ってみたいと思わせることができれば成功みたいな。
まんまとはまってしまいました。



そしてタイムリーなことに今朝の読売新聞に私が住んでいる市の観光情報誌が女性向けのポップなものに変わったと載っていました。
小説の中にも市が作る観光情報誌についてのくだりがあり、記事とリンクしておおっ!と思いました。
私が住んでいる市は京都市内からは遠いし、奈良への通り道ではあるけれど、わざわざおりて観光するほどの名所もないもんなぁ。田舎で住みやすいのと大学が売りなくらいかしら。
グルメ情報も充実しているそうなので住民としては役立ちそうなので手に入れたいです。